2011/10/16

111014_APP arts program_17

今回のプログラムでは愛知県陶磁資料館で開催されていた『東海現代陶芸思考する新世代展』についてのディスカッションを行ないました。その上でカタログに収録された大長智広「開かれたやきものの表現を目指してー「東海現代陶芸 思考する新世代展」によせて」というテキストをもとに話し合いを進めました。ディスカッションでは主に本テキストにもみられるように今日におけるやきもの(社会)の現状に対して、作家としてどのような立ち位置で制作をしていくべきなのかについて議論を進めました。また、東海地方というやきものの地場産業と作家活動が密接に結びついた環境に対して、京都の大学においてやきものを学ぶことの意味合いにはどういったところにあるのかについても話し合いました。




次回は東京の資生堂ギャラリーで2001年から2005年にかけて年に一度開催された「life/art」展についての紹介と、life/art'02のカタログに収録された北澤憲昭「「工芸的なるもの」の可能性-断片をめぐる断章-」というテキストをもとに話し合いを行ないたいと思います。


APP arts program 18は【10月21日(金)19:00-@資料室】にて行ないます。