2011/10/07

110923_APP arts program_15

今回のプログラムでは、田中真吾さんに自作について発表していただきました。発表のなかでは「火」という主題に対して学部生、院生、卒業後の発表という段階を踏むことで、どのように制作の方法を変化させてきたのかを中心に話していただきました。また田中さんの近作における問いを参照するテキストとして、中原佑介著『中原佑介美術批評選集:「人間と物質」展の射程』(中原佑介美術批評選集編集委員会、2011年)の冒頭におさめられた「人間と物質」というテキストを紹介してくれました。本テキストは1970年に中原佑介さんがコミッショナーを勤めた〈第10回日本国際美術展東京ビエンナーレ人間と物質〉に際して刊行されたカタログに納められていたものです。

また10月2日にはAPPのメンバーで愛知県の美術館ツアーを行ないました。 愛知県陶磁資料館にて『東海現代陶芸思考する新世代展』と常設展、豊田市美術館にて『小川待子-生まれたての〈うつわ〉』『新・陶・宣言』を鑑賞しました。

そのため次回のAPPでは愛知ツアーに参加したメンバーにて『小川待子-生まれたての〈うつわ〉』展についてのディスカッションを行いたいと思います。

APP arts program 16は【10月7日(金)19:00-@資料室】にて行ないます。