2012/03/30

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プレ発表を前に、奈良県安堵村にある「富本憲吉記念館」へメンバーで見学に行ってきました。
富本憲吉の生家を再生してつくられているこちらの記念館では、陶器だけでなく版画や彫刻などの富本の作品や、貴重な資料、映像なども拝見する事ができ、また、館長さんから富本の生い立ちから交友関係、作陶の姿勢など様々なお話しを伺うことができました。富本が生きていた時代や富本の人柄についても知る事ができ、たいへん貴重な体験となりました。


今回は主要メンバーだけでの訪問でしたが、APPのカリキュラムの中にも一度記念館の見学会を組み込めないか検討中です。


また、記念館へ向かう途中、浄瑠璃寺というお寺へも寄ってきました。国宝の九体阿弥陀仏やお堂の特殊な建築などに目を奪われながら、春の心地よい日差しの中境内を散策してきました。


次回はいよいよAPP前期分プログラムのプレ発表を行います。

山極千真沙

2012/03/29

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今回の第4回目のミーティングでは、各自の担当する講義概要を図版や参考テキストを交えてプレゼンテーションを行いました。更に、そこからディスカッションを進め、各回の講義内容の構成について話し合い、より深めていきました。ミーティングを重ねるごとに、ゲストトークを含めての全体の流れや、各自の講義内容についてもより具体的にまとまってきています。
次回は 、各自担当する講義内容をスライド等にまとめ、講義形式でのプレ発表会を行う予定です。
鈎一馬

2012/03/15

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2012年度APPに向けてのミーティングも第三回目となり、前期半年分のスケジュールやプログラムの内容もほぼ決定してきました。今回は、各自が担当するプログラム内容を確認した上で、各回の概要やタイトル、全体の流れや順序をどう設定するかなどについて話し合いを進めました。またリストアップしてきた複数の資料を元に各回の参考テキストの選別を行い、カリキュラムの後半に予定しているゲストトークのゲスト講師の選定も行いました。
次回は、各自担当する講義の概要をまとめてきた上で、参考テキストや引用作品の画像なども加えて各回の講義のプレゼンテーションを行います。

山極千真沙

2012/03/04

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今回の第二回打ち合わせでは、富本憲吉の著書『製陶余録』文化出版局 (1975) の読み合わせからカリキュラム構成を行うためのキーワード出しを行いました。まず、大きな枠組みとして「作家」「作品」「状況」という三つのテーマを設け、そこから細分化させる形で、キーワード出しを行っていきました。
また、打ち合わせ終了後には『<民芸>のレッスン-つたなさの技法』フィルムアート社(2012)出版記念イベントとして MEDIASHOPにて行われた、服部滋樹氏と鞍田崇氏の対談を聞きに行きました。
お二人のお話からは、今という時代を考えて行く上で「工芸」や「民芸」という視点がアクチュアルな問題を含んでいるという事を垣間見ることができました。

次回は、各メンバーが富本憲吉についての文献をリストアップし、引き続き行うカリキュラムの編成と照らし合わせながらテキストの選択や具体的なカリキュラムの話しを深めていきます。

鈎一馬