①器物それ自体をモチーフとした装飾
②器物を母体とした装飾
③ディテールを連続した装飾
④デコラティブな造形による装飾
と分類した上で、明治期の輸出工芸との関連性をもとに、近代以降の工芸における「装飾」の役割を検証しました。その後、以下のような装飾にまつわるトピックについてプログラムを進行しました。
・工芸における「装飾」の狭義的な意味合い
・宗教的な空間における装飾と近代的な展示空間における装飾の役割の差異
・「MOTアニュアル2010:装飾」展にみる装飾概念の拡張
次回は同志社大学大学院の吉冨真知子さんをゲストにお迎えして、中国・宋代の青磁についての研究と今日の陶芸作品との関連についての口頭発表をしていただきます。発表後には大学院生の鈎一馬くんとのトーク・セッションも予定しています。ぜひ皆さん奮ってご参加ください。
次回のAPP arts program 06は【5月13日(金)19:30-@資料室】にて行ないます。