2011/04/17

110415_APP arts program_02

今回は「さかのぼり陶芸作家史」と題したワークショプを行ないました。各メンバーが気になる陶芸作家または陶芸に関わる人物を複数上げ、それを年表軸と領域軸(現代陶芸、伝統工芸、現代美術・デザイン)の座標上に分類、配置しました。このようなボードを制作することで、これまで不鮮明であった陶芸という領域における表現の多様性とそれぞれの時代における趨勢を可視化することを目的としていました。

次回はこのワークショップから出てきたキーワードとして、1980年代から90年代の現代陶芸において活躍した作家とその時代性についてを考察していきたいと思います。そのうえで金子賢治さんの『現代陶芸の造形思考』阿部出版、2001年をメンバーで読み直してみたいと思います。当時の作家はなぜ現代陶芸を志し、またどのように作品を展開していったのか。そして、その表現が今日どのようなリアリティーをもっているのかを検証していきます。

次回のAPP arts program 03は【4月22日(金)19:15-@資料室】にて行ないます。