2012/05/19

120518_APP arts program_28

今回のプログラムでは「富本憲吉と今和次郎一九一〇年代の工芸をめぐって」というレクチャーを行ないました。先ずはじめに事前テキストである土田真紀「工芸の個人主義-一九一〇年代の工芸-」についての解説を行いました。その後、発表のテーマである一九一〇年代の工芸におけるメディウム・スペシフィシティとはいかなるものであったのかを、富本憲吉と今和次郎の工芸観をもとに考えていきました。また6月9日(土)には大阪の国立民俗学博物館で開催中の「今和次郎 採集講義─考現学の今」のシンポジウムに参加する予定です。

次回は中村裕太さんに「一九二〇年代の工芸(仮)」というタイトルでレクチャーをしてもらいます。次回の事前テキストは【土田真紀「工芸の在処をめぐって-一九二〇年代の工芸-」「さまよえる工藝」153頁~170頁】です。

次回APP arts program_29は【5月25日(金)19:00−@陶芸コース資料室】で行います。

中村裕太