今回の第二回打ち合わせでは、富本憲吉の著書『製陶余録』文化出版局 (1975) の読み合わせからカリキュラム構成を行うためのキーワード出しを行いました。まず、大きな枠組みとして「作家」「作品」「状況」という三つのテーマを設け、そこから細分化させる形で、キーワード出しを行っていきました。
また、打ち合わせ終了後には
『<民芸>のレッスン-つたなさの技法』フィルムアート社(2012)出版記念イベントとして
MEDIASHOPにて行われた、服部滋樹氏と鞍田崇氏の対談を聞きに行きました。
お二人のお話からは、今という時代を考えて行く上で「工芸」や「民芸」という視点がアクチュアルな問題を含んでいるという事を垣間見ることができました。
次回は、各メンバーが富本憲吉についての文献をリストアップし、引き続き行うカリキュラムの編成と照らし合わせながらテキストの選択や具体的なカリキュラムの話しを深めていきます。
鈎一馬