先週の金曜日から、2012年度のAPP art programが始まりました。
初回はAPPについてのイントロダクションと前期プログラムのガイダンスを行い、今年度扱っていくテーマや人物についての紹介もしました。またイントロダクションのあとには、スライドをつかい「さかのぼり陶芸作家史」を行いました。良く知られている陶磁器作品を、新しいものから古いものへとさかのぼって流し、自分たちと近い現代の作家やその作品の前後にはどういった表現があったのか、どう繋がっているのか、また現代の作品と過去の作品を比較してみたとき、どれくらいの飛躍がそこにあるのかなど、スライドを通して考察しました。
次回はメンバーに事前に参考テキスト【土田眞紀「「模様」の近代−『富本憲吉模様集』の意味」、『さまよえる工藝―柳宗悦と近代』草風館、2008年、102-123頁】を読んできてもらった上で、中村裕太さんに「富本憲吉は陶器に何を描いたのか」というタイトルでレクチャーをしてもらいます。
次回のAPP arts program_25は【4月20日(金)19:00−@陶芸コース資料室】で行います。
山極千真沙