今回のプログラムは「工芸制作の方法」と題しまして、それぞれの作家の制作方法から工芸の可能性を模索することを目的としました。第一部ではゲストに染谷聡さんをお迎えして、これまでの制作についてのプレゼンテーションをお願いしました。染谷さんの作品に見られる「飾り」の意識の変化を中心に発表してもらいました。第二部では染谷さんの発表を受けまして、以前ゲストトークに参加して頂いた石塚源太さん、田中真吾さんにAPPメンバーの藤信知子さん、山極千真沙さんにてトークセッションを行ないました。トークでは「装飾」「制作環境」「生活との関わり」というトピックをもとに、それぞれが「工芸」なるものをいかなる「方法」を用いて制作を行なっているのかを話し合いました。
次回のプログラムでは先々週から引き続き、土田 眞紀『さまよえる工藝―柳宗悦と近代』の「工芸の個人主義-1910年代の工藝」を各自で要約した内容の発表を行います。
APP arts program 22は【12月2日(金)19:00-@陶芸コース資料室】にて行ないます。